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武士の嗜み

去年(2010年)の6月から会社に出勤をしなくなり、つい必要もなくヒゲもそらずにいたことが度々ありました。そしてあるとき、鏡を見て自分の顔を見ますと何か変なのです。一番に確かにもう若くなく、シワも深くなり肌も艶を失っています。その上無精髭では何ともしまらない姿でした。そこで葉隠を開きました。

 

直ぐに目に入ったのが武士の身だしなみについてでした。『士は、毎朝、行水、月代、髪に香をとめ、手足の爪を切って軽石にてこすり、懈怠なく身元を嗜み』とありました。意味は、サムライの毎日朝、行水(今ならシャワーでしょう)月代を剃り(頭のてっぺんの部分の髪を現代人のヒゲ剃りと同じように剃る)爪も切り、ヤスリをかけ、髪には整髪料を。と、それを怠らずに心掛ける。

ことを葉隠は教えています。

 

その理由とは、これはお洒落心からではなく、いつ何処で何に遭遇しても恥をかかない為。戒めです。確かにその通り。急の来客にうろたえ、洗顔し、髪をそれから整えるようでは不覚悟も甚だしい限りと、ヒゲすら怠けて剃らなかった自分に反省しました。