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戦いにおける本当の勝ちとは:恨(恨み)を残さないことにある。

『名剣豪の処世術』 

 

江戸時代、実力ナンバーワンと云われた剣術の名人がいた。その名を聞き多くの武芸者が集まり試合を申し込んだのは云うまでもない。通常試合は三本勝負であったがその名人は三本の内必ず一本を相手に取らせ、その勝ちっ振りを実に過不足なく褒め上げたため、負けた相手はあたかも勝ったかのような気分で帰ったと云う。 

 

江戸時代は完全に相手を打ちのめす事は遺恨を買い、闇討ちや騙し討ちに合う事も多かったようだ。言い換えれば武士の情け。しかし、その処世術は今の世のビジネスにも通じるものである。

 

 

2010年7月14日

一風