平家物語序文:ー
私が、ものの摂理として常に心に抱いている文です。
皆さんにも記憶頂きたいと思いお伝えします。
祇園精舎の鐘の音
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を現す
奢れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
猛き者もついには滅びん 偏に風の塵に同じ
訳文:ー
祇園精舎
須達長者が釈迦の為に建てた説法道場用の寺。
諸業無常
仏教の基本思想、人生のはかなさ。
沙羅雙樹
釈迦が涅槃に入った時、四方に二本ずつ生えて居た樹。
盛者必衰
盛んな者もいつかは必ず衰える事。
奢れる者久しからず
贅沢は長続きしない証し。
猛き者もついには滅びん偏に風の前の塵に同じ
強力な存在もいつかは滅びる。
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威張る、武張る、ひけらかすことの無意味が判るような気がします。
諸業無常を心に、されど努力は重ね、思い上がるを法度とした生き方を
して生きたいものです。
晴れてよし
曇ってても良し富士の山
もとの姿は変らざりけり
周囲の情況など構わずに、富士は常に変わらず泰然自若としてそこに存在する。
そんな姿勢で生きたいと思います。
2007年11月30日
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