川淵深くして
魚籠之に帰す
川が深ければ魚やスッポン等が自然に集まり、山の森が深ければ獣も安心してあつまる。 頭領に徳があれば自然に有能な人材も頼り集う集団となる。という中国の格言。
上の詩ですが、これを象徴する今一つの言葉があります。 新渡戸稲造氏の武士道にも紹介されております。
『"Noblesse Oblige フランス』 ”ノーブレス.オブレージ” ”位高くして責重し”と云う意味です。 高い地位に就くにはそれに伴う職責と義務があり、それに留まらず 道徳的、精神的に崇高な不文律も含まれるのです。 この4~5年、良く話題に昇る”白州次郎”氏も好んでこの言葉を 使われておりました。
”任”の心をもとに他人にも己にも厳しく職務を全うすると云う。 言わば武士道の真髄である慈悲の心得だと私は信じてこの言葉を 大切にしております。
2007年11月1日
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